歯周病治療・歯周外科|広島市東区の歯医者なら光町公園前歯科|広島駅徒歩5分

〒732-0052広島県広島市東区光町2-11-17 ビーズステージ10 3階
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歯周病治療・歯周外科

歯周病治療・歯周外科|広島市東区の歯医者なら光町公園前歯科|広島駅徒歩5分

当院の歯周病治療の特長

当院の歯周病治療の特長

当院では、患者様一人ひとりのお口の健康を長く保つために、歯周病治療に力を入れています。歯周病は初期段階ではほとんど症状が現れず、気づかないうちに進行することが多いため、早期発見と予防が重要です。当院では、定期的な検診と専門的なクリーニングで歯周病の進行を防ぎ、患者様の健康を支えることを目指しています。特に重度の歯周病に対しては、歯周組織再生療法を行い、失われた歯周組織の回復を図ります。歯周病治療は患者様との共同作業が重要であり、ご自宅でのケアと専門的なケアを両立させることが成功の鍵です。

歯周病とは

歯周病は、歯と歯ぐきの間に細菌が入り込み、歯ぐきの炎症や、歯を支える骨(歯槽骨)が溶ける病気です。歯を失う原因として、むし歯よりも多くの割合を占めています。初期段階では「歯肉炎」として歯ぐきの炎症が始まり、進行すると「歯周炎(歯槽膿漏)」と呼ばれる状態になり、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。痛みがなく進行するため、気づかないうちに重症化することが多いのが特徴です。
また、歯周病はお口だけでなく、全身の健康にも悪影響を与える可能性があります。歯周病菌が血流に乗って全身を巡り、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、早産などを引き起こすリスクが指摘されています。日常のセルフケアに加え、定期的な歯科検診を受けることが大切です。

あなたの歯は大丈夫ですか?歯周病をチェックしてみましょう

  • 毎日の歯みがきで歯ブラシの先に血がついたり、すすいだ水に血が混じったりすることがある
  • 朝起きたときに口の中がネバネバしている
  • 口臭が長く続き気になる(継続する口臭は要注意です。本人は気づきにくいものなので、周囲のご家族などが知らせてあげましょう)
  • 以前に比べ歯が長くなった気がする
  • 歯ぐきが赤く腫れている
  • 歯ぐきを押すと血や膿が出る
  • 歯と歯の間に食べ物がつまることが増えた
  • 硬いものを食べると歯が痛む
  • 歯がグラグラしている
  • 歯が浮いているような感じがする
  • 歯並びが変わった気がする

このような症状がある方は歯周病の可能性があります。
歯みがきを中心としたセルフケアで改善しない場合、お早めの受診をお勧めします。

歯周病の原因

プラーク(歯垢)

歯周病の主な原因は、歯と歯ぐきの間にたまるプラーク(歯垢)です。プラークは細菌が増殖してかたまりとなり、炎症を引き起こします。放置すると、プラークは硬くなり歯石となり、歯ぐきや骨に深刻なダメージを与えることがあります。さらに、喫煙やストレス、不適切な食習慣、免疫力の低下なども、歯周病の発症や悪化を促進します。

歯周病の進行と症状

歯周病は一般的に次の段階を経て進行していきます。

健康な状態

健康な状態

歯ぐきは薄いピンク色で引き締まり、ブラッシング時に出血しません。

軽度歯周病

軽度歯周病

歯ぐきに炎症が起き、歯周ポケットが深くなります。出血することがあります。

中度歯周病

中度歯周病

歯ぐきだけではなく骨にも炎症が進み、歯がグラつきはじめます。口臭や、歯が浮いたような感じもあります。

重度歯周病

重度歯周病

骨がほとんど溶けて歯が抜け落ちる寸前の状態です。口臭や膿がひどくなり、放置すれば歯を失います。

歯周病と全身疾患の関係

近年の研究では、歯周病が全身の病気に悪影響を与えることが確認されています。歯周病菌が血流に乗り、心臓や脳の病気、糖尿病の悪化、誤嚥性肺炎の原因になることがあります。特に妊娠中の方は、早産や低体重児出産のリスクが高まるため、歯周病予防が重要です。

歯周病の治療

歯周病治療は、プラークや歯石を取り除くことを基本とします。当院では、まずお口の状態を確認し、適切な治療計画を立てます。軽度の歯周病であれば、プラークや歯石を取り除くだけで治療可能ですが、進行している場合は外科的治療を行うこともあります。

歯周病治療の流れ

1

問診と検査

お口の状態をチェックし、歯周ポケットの深さや歯肉の炎症、歯の動揺度を調べます。
レントゲン撮影も行い、痛みがあれば応急処置をして痛みを取り除きます。

2

歯周基本治療

プラークや歯石の除去とブラッシング指導を行い、歯周病の進行を防ぎます。

3

歯周検査(再評価)

再度検査を行い、この結果をもとに次に継続して行う治療を検討します。

4

歯周外科治療

深い歯周ポケットや再生が必要な歯周組織に対して、外科的治療を行います。

5

メインテナンス

治療後、改善が見られれば定期的なメインテナンスに移行し、再発を防ぎます。

歯周外科・再生療法

当院の歯周外科・再生療法の特長

当院では、歯周病が進行して歯を支える骨が失われた場合、歯周組織再生療法を提供しています。この治療では、失われた組織を再生させるために、リグロスという再生医療製品を使用します。保険適用の歯周組織再生療法です。
リグロスは、失った歯周組織(歯槽骨や歯根膜など)の再生を促す薬剤です。細胞の成長を促進する成分が含まれており、歯周病によって損なわれた組織の再生をサポートします。

リグロスを使ったフラップ手術の流れ

  1. 手術は局所麻酔下で行います
  2. 治療する部分の歯肉を切開します
  3. 歯肉を剥離し、歯の根っこ部分を露出させます
  4. 明視野下でプラークや歯石、炎症性の組織を専用の器具を用いて除去します
  5. 骨がなくなってしまった部分にリグロスを入れます
  6. 最後に切開した歯肉部分を縫合して終了です

手術時間は1時間前後で、通常、手術日の1~2週間後に抜糸をします。
歯周組織再生療法の術後は、患部のケアを月に1~2回の頻度で定期的に行い、6カ月ほど経過観察した後に再検査・再評価を行います。健康な歯周組織を取り戻すまで、数カ月から1年程度かかります。(この時期は個人差があり、歯周病の程度によって異なります。)